輻射熱暖房~その前に2~
ゆうき☆さん、お待たせしました。前回の「輻射熱暖房~その前に~」投稿から一週間以上、ようやく続編です。ちょっと長くなりますので、本編はこの後に続けたいと思います。
前回では、石油ストーブ、エアコンの話しをしました。普通の石油ストーブは有毒の燃焼ガスを部屋に放出してしまう、エアコンは省エネ効率は高いが、外気温が低くなると効率が悪くなると書きました。
石油ストーブ(ファンヒーター)は燃料費が安く経済的ですが、前回述べたような欠点があります。それを補うのがFF式石油ファンヒーターです。関東地方以西の温暖地ではあまりなじみはありませんが、寒冷地では一般的な暖房器具のようです。これは、壁から短い煙突を出して、燃焼用の空気を外気から取り組むと共に有毒な燃焼ガスを外気に放出するものです。
そのため、部屋の空気は汚れません。ただ、外気と熱交換をしますので、使ったエネルギーに対して得られるエネルギーは普通の石油ファンヒーターに比べると悪く(85%程度)なってしまいます。
これまでに述べてきたのは、部屋の空気を対流により直接暖めていく(温風が出てくる)暖房方式です。前述した通り、直接暖められるのが空気のため、暖まりやすい反面、冷めやすかったり(暖房を切ると直ぐに寒くなる)、対流式のため、足下が寒く頭が暖かくなって、いわゆる「頭寒足熱」とはなりません。
そして、いよいよ輻射式です。最近、カーボンヒーターやハロゲンヒーター(扇風機のような形をしていてオレンジ色に光るやつです)がよく見られます。これらは、遠赤外線により体を芯からじんわりと温めてくれるものです。ただ、その効果はスポット的でしかなく、部屋全体(壁や床)を暖めるまでにはいたらないようです。
(写真左:カーボンヒーター、右:ハロゲンヒーター、いずれもヨドバシカメラホームページより)
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