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2004年12月30日 (木)

かぎろひ

「東(ひむがし)の野に かぎろひの立つみえて かえり見すれば 月かたぶきぬ」

 

万葉歌人の第一人者といわれる柿本人麻呂が、軽皇子(後の文武天皇)の狩猟に伴って阿騎野(現在の奈良県・大宇陀町)を訪れたときに詠んだ歌です。

 

「かぎろひ」とは、厳冬期の夜明け前に現れる太陽光のスペクトル現象で、真っ暗の空が藍色青色オレンジ色などに変化する現象です。

 

この歌が詠まれた日が旧暦の11月17日と伝えられているため、毎年旧暦の11月17日未明に大宇陀町で「かぎろひを観る会」が催されます。今年は、12月28日未明に行われました。
「かぎろひ」雲に覆われて現れず 観る会に1000人--大宇陀町 /奈良

 

conv0023

 

残念ながら、今年は観ることは出来なかったようです。空に雲が少しでも隠れれば、現れないようです。

 

私がこの会に行ったのが1996年のこと、その年は幸いにも綺麗なかぎろひを観ることが出来ました。かぎろいが現れるということは、空は晴れ渡っています。そのため、「放射冷却現象」で気温はぐんぐん下がります。

 

しかし、そんな寒さもかぎろいを観ることが出来れば、忘れさせてくれます。来年の「かぎろひを観る会」は2005年12月18日に開催されるとのことです。

 

写真は、かぎろひが観測された1996年12月27日のかぎろいです。

 

かぎろひの変化の様子を載せた記事へ(1996年12月27日撮影)

 

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コメント

ラナさん、こんばんは。
かぎろひは、やはりきれいですねぇ♪
実際に見られたということは、
日ごろの行いがいいからに違いありません!!
でも、なかなか見られないからこそ、
見られた時の感動が大きいのでしょうね。

micho7さん、コメントを頂いておきながら、返事が大変遅くなり、申し訳ございませんでした。


> 実際に見られたということは、
> 日ごろの行いがいいからに違いありません!!
>
やはり、そう思いますか?私もそう思っていました。
・・・日ごろの行いが悪いラナでした(^_^;)


> でも、なかなか見られないからこそ、
> 見られた時の感動が大きいのでしょうね。
>
そうですよね。

私の知り合いに「かぎろひを観る会」の世話人の方がいらして、同じようなことを仰っていました。

単に観るだけでなく他に楽しめるイベントも色々考えていらっしゃるようです。

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