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2005年1月26日 (水)

雪エネルギー

conv0039ここのところ、業務多忙でブログの巡回すら出来ていない状態です。

昨日、仕事で雪のある地方に行って来ました。先日の寒波で降った雪はほとんど融けていましたが、除雪で雪を貯めたと思われる場所には、まだ雪が残っていました。

雪が珍しい自分は思わず写真をパチリ。雪国の人には申し訳ないんですが、雪を見れば嬉しくなってしまいます(台風が来たら来たで、喜んでしまう、本当にいけない人です)。

ところで、この雪国の人にとっては厄介者である雪を何とか有効利用できないかという動きが活発に行われています。

その一つが雪の冷たいエネルギー(冷熱)を貯めておいて、夏の冷房に使おうというものです。

こんな技術を利用した冷房施設が、今年度の新エネ大賞(新エネルギーの普及啓発のために優れているものに贈られる)の経済産業大臣賞を受賞しました。

さて、この雪のエネルギーは新エネルギーと呼ばれていますが、何も今に始まったことでなく、古くは奈良時代から利用されていたと言われています。

それが氷室です。氷室とは、冬に天然に出来た氷を、暑い夏に涼をとるために保存しておく倉庫のようなものです。

冷凍庫も冷蔵庫もなかった遙か昔のことです。このことがどれだけ贅沢なことが想像できるかと思います。平城京の貴族は、そのような贅沢をしていたらしいのです。

奈良市の国立博物館の近くにある氷室神社では毎年5月に製氷業者が集う「献氷祭」が行われます。この氷室神社はシダレザクラでも有名です。

そうそう、奈良市には製菓業者が集い「饅頭祭り」が行われる林(りん)神社というのもあります。

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エネルギー」カテゴリの記事

コメント

ラナさん、こんにちは。
お仕事大変そうですね。お体に気をつけて。

「雪エネルギー」っていう言葉、初めて知りました。でも記事を読んでいくうちに...「氷室は知ってる~!」。今でもあって、真夏に雪像が出てきたりしませんでしたっけ??(私の勘違い&うろ覚えかな。)
かってよく見た「大草原の小さな家」でも「氷室」でてきてましたよ。

ポージィさん、こんにちは。

コメントそして心遣いありがとうございます。

氷室、今でもあるかも知れませんね。私は見たことないんですが。

> かってよく見た「大草原の小さな家」でも「氷室」でてきてましたよ。
>
えっ?そうなんですか?
ということはアメリカにもあったということですね。

この記事へのコメントは終了しました。

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