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2005年2月25日 (金)

いよいよ打ち上げ

綱渡り状態の運用が続いていた気象衛星の後継機となる運輸多目的衛星新1号(MTSAT-1R)が、いよいよ明日2月26日に打ち上げられます。

ご存じの方も多いかと思いますが、元々MTSATは今から5年前の1999年11月に打ち上げられる予定でした。しかし、H2ロケットの打ち上げ失敗によりMTSATは海の藻屑と消えたのでした。

代替機を製造していなかったため、しばらくは打ち上げの目処が立ちませんでした。また、衛星に搭載するセンサーのトラブルや衛星を製造する米国のメーカーが破産したこともあり、打ち上げ予定は何度か延期されました。

その間、それまで運用していた「ひまわり5号」は寿命が尽きて使えなくなり、アメリカから「GOES-9」を借り受けての運用となりました。ところが、このGOES-9も中古の衛星、設計上の寿命は過ぎていたのです。

(ちなみにGOES-9は、アメリカの上空からゆっくりと移動して、日本の上空までやって来たんですよ。)

このようにまさに綱渡り状態で、日本の天気予報をはじめアジア太平洋地域の天気予報、防災に利用されていたのです。

だからこそ、今回の打ち上げに関心が集まり、何としてでも成功して欲しいのです。心から打ち上げが成功することを願っています。

そして、打ち上げ後のもう一つの関心事は、新気象衛星の愛称です。ひまわりという愛称は5号で終わりました。果たしてどのような名前になるのでしょうか?

前回の打ち上げ時に決まっていた愛称と同じなのでしょうか?(噂では未来を表すような言葉だったといわれています。)

打ち上げは、2月26日17時09分の予定だそうです。

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気象」カテゴリの記事

コメント

成功を祈って注目している一人です。
私にとって天気予報はけっこう重要な位置を占めるので...見るの好きなんです。笑ゞ

ポージィさん、こんにちは。

今日夕方の種子島の天気はくもりのち晴、北西の風10メートルと予報されています。

ロケットの打ち上げと天気の関係は知らないのですが、成功を祈るばかりです。

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