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2005年2月 5日 (土)

世界最大規模の風力発電

ドイツで世界最大規模の風力発電設備(風車)が稼動したそうです。

出力は5,000kW、タワーの高さは183m、羽の長さは61.5m、つまり地上から羽の先端まで何と244.5mもあります。60階建てのビルに相当するような高さです。リンクにある写真を見ると、その大きさにあらためて驚くかと思います。

この風車はドイツのリパワー社が開発したプロトタイプ(原型機)で、実際に商用として運転するのではなく、様々な運転データを収集して、実際に使えるかを調べるため設備です。

この風車を1年間運転すると、一般家庭2,000~4,000世帯で使用する電力を発電することが出来る計算です。

しかし、こんな大きな風車を日本で設置することが出来るかはちょっと疑問ですね。

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では、日本で一番大きな風車はどれくらいなのでしょうか?

今から4,5年程前までは、その発電規模は500~600kW程度(上のドイツの10分の1位)、大きくてせいぜい800kW程度でした。それが、近年は1,000~2,000kWのものが主流となっています。

例えば、このブログのタイトル画像に用いている写真は青森県下北半島にある1,750kWの風車です。

そして、さらに大きな2,400kWの風車の実証機(ほぼ商用機に近いものでさらに実用性を探るための設備)が三菱重工の工場内に建てられる予定(もう建ったのかな?)です。これが日本で一番大きな風車になります。

世界最大のもののほぼ半分の規模なので、、一般家庭1,000~2,000世帯で使用する電力を発電することが出来ることになります。

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しかし、ここでしっかりと覚えておかなければならないことがあります。それは、それだけ大きな風車でもたった数千世帯分の電力しか賄えないと言うことです。

日本全体の世帯数は約4,700万です。

そう、つまり風力発電で日本の家庭で使う電力を全部賄おうと思えば、数万基の風車が必要だとゆうことです。

環境にやさしいと言われる風車ですが、近年はその規模が大きくなってきたため、景観問題や動植物(特に野鳥)に対する影響のため、その開発が止まる場合もあります。

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地球温暖化防止のために、今、私たちが一番簡単に出来ることは、無駄な電気を使わない節電、省エネルギーではないでしょうか?

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コメント

あーーーっ!
風車見ましたょぉ(^0^)/
場所は忘れちゃぃましたけど、
ドイツの中央部とかにゆくと
たっくさんおっきな風車さんたちが並んでで
本当にビックリした覚えがぁります。

でも風車でクリーンな発電するょりも、
まずはできるとこから省エネしなきゃなんですね・・・

そうゆえば、高校の時、ぉもしろぃ先生が居ました。
その先生はどこまで省エネ(電気、ガス、水道)を使わなぃで生活できるかって自分で実験してぃたんです。
ぃろぃろぉ話をしてくれたんですけど、
一番印象に残ったのは、「電気・ガス」はなんとかなるけど、エネルギーを使わなぃと「水の確保」が一番大変ってゆってました。

節電…心がけますっ!

ゆうき☆さん、こんにちは。

ドイツは世界最大の風車立国ですよ。日本の20倍程(発電容量)導入されています。

電気もガスも水道もない生活はちょっと無理です。

しかし、地震とかでそのような生活を強いられることもあるかと思えば、大変ですね。

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