想像力ある教育を
今夜、小学生の学力の低下について、ゆとり教育がもたらした功罪なのか先生の質の低下なのかを討議したテレビ番組が放送されていました。
ここ数年で小学生の平均学力が低下したというのです。簡単な漢字が読めない、太陽の昇る方位を知らない、単純な計算が解けないといった何とも嘆かわしいことです。
今、学校ではどのような教育がなされているのかは知りませんが、もっと想像力が得られるような教育をすればどうかと思うのです。
ある教育図書出版会社のTVコマーシャル(関東では見たことないので、関西限定かも知れませんが)で次のようなものがあります。
日本の計算問題はこうです。5+3=○
しかし、ある国の計算問題はこうです。○+□=8
いずれも○や□に数字を埋めるというものですが、日本のやり方なら正解は、8というひとつしかありません。
しかし、下の問題なら人によって答えが違う、1+7、2+6でもいいし10+(-2)、はたまた6+√(4)でもいいでしょう。全部正解です。
同じ問題でも答えがたくさんある。それだけ想像力を拡げることが出来ると思うのです。そうすれば、面白くもない計算問題も楽しく解けるようになるのではないでしょうか?
また、Blog「悩む程の事邪ない」の作者が開設されているホームページには、現在のアクセス数の各数字を四則演算してある数値を作りなさいなんていう問題が出されています。
さっきそのホームページを見ると、アクセス数は73323でした。この7,3,3,2,3の各数字を四則演算して7を作るというのが今の問題です。
例えば、(7-3+3)×(3-2)=7です。おそらく、これ以外にも答えはあるでしょう。
電車に乗って暇なとき、手にしている切符に書かれている4桁の数字を使ってこれと同じようなこと(例えば、四則演算して10にするとか)をやってみて下さい。単純な問題ですが、結構頭の体操になりますよ。
このようにもっと想像力を養うような教育(学習)をすれば、学力は低下しないと思うのですが、どうでしょうか?
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コメント
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ある先生から聞いた話です。「ゆとり教育がどうだとか言っているけど、その為の研究をしたくても時間がない。校長は自分の名誉のために(あるいは定年後の自分の身分確保のため)必要ない研究公開や研究指定校をもらってきてその研究のために教師は追われ、子供とゆっくり向き合う時間さえない。研究公開や研究指定校によくなる学校は大学付属の様な学校でなければ逆に学校は荒廃していっている」と。
そして別の先生は言いました「結局官僚の連中は自分が勉強で苦労したことがない。1を聞いて10を考えられる人間だった。だから2を聞いてやっと1が分かる人間や1を聞いて1しか分からない人間の事は分からないからカリキュラムも必要以上に削ってしまっている」
これが現状なのかもしれません。結局現場を知らない文科省が指導要領を考え、現場を天からみるような管理職が指揮を取ることが回り回って子ども達に悪のツケを払わせているのかもしれません。子を持つ親として本当に嘆かわしいことです。
投稿: tokorin | 2005年3月30日 (水) 11:39
最近の子供は、可愛そうかもしれません。
勉強でも遊びでも情報でも、何でも用意されていて、
自分で工夫して、何かを創造するという経験が
とても少ないように思います。
本当は、それが一番おもしろいのに。
投稿: micho7 | 2005年3月30日 (水) 14:54
tokorinさん、コメントありがとうございました。
この問題は難しいですね。結局は何も分かっていない文科省と一部の自分の保身しか考えない管理職が教育をダメにしたのでしょうか?
いっそのこと義務教育なんてなくしてしまって、小学校から指導要領関係なしに自由な教育をしたらどうなるでしょうか?
ちょっと過激すぎですね(^_^;)。
投稿: ラナ | 2005年3月31日 (木) 00:40
micho7さん、コメントありがとうございました。
残念ながら、私には子供がいない(というか独り身)なので、今の子供がどのように考えどのように生きているのかよく分かりません。
しかし、micho7さんの仰るように何でも答えが用意されていて、自らの想像力が奪われてしまっていれば、子供たちもやる気をなくしてしまうでしょうね。
大人の目からは見ても分からない子供たちが持っている想像力もいっぱいあるはずです。そんな想像力を奪ってはいけないと思います。
投稿: ラナ | 2005年3月31日 (木) 00:49