気象情報は無料か?(その1)
気象データの改廃とウェザーアトラスの記事に対して、hubbleさんから頂いたコメントの返事が長くなりそうでしたので、本文にその続きを書きたいと思います。
題して、「気象情報は無料か?」です。
これまでは、「気象情報」=「防災上重要な情報で配信に遅延、不配があっては困る」との理由でそれなりのコストを掛けて、配信の整備がなされてきました。そのため、気象情報提供にはそれなりのコストが掛かっていました。
たしかに、自治体やマスコミ、防災機関などはそのようにして、インフラを整備しておかなければなりません。
例えば、警報が発表されているにもかかわらず、それがマスコミに伝達されず、広く住民に知らされなければ、えらいことです。特に、NHKはその事項を直ちに放送しなければならないと気象業務法で定められています(基本は県→市町村長→公衆(住民?)ですが、実質上はNHKから周知されることが多いでしょう)。
しかし、気象情報を研究や一般の人に安価に提供出来るようにしたいとの要望等から、インターネットでも気象情報を受信出来るようになってきました。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
個人的には税金で行っている観測データは情報公開の原則からも本来無料で公開するべきだと思います。ただし、予報値など付加価値を付けたものはその付加価値分の負担がどうなっているのかによって判断が難しくもなるでしょう。また、軍事的な意味での情報隠蔽が必要な事項もあるかもしれません。その辺の判断も難しそうですね。
投稿: 心理歴史学者 | 2005年6月26日 (日) 21:27
歴史心理学者さん、コメントありがとうございました。
>個人的には税金で行っている観測データは情報公開の原則からも本来無料で公開するべきだと思います。
>
基本はそうだと思います。だから、気象庁のホームページで様々な気象情報を入手出来るようになっているのだと思います。
この続きを書きたいのですが、それは、本文「その2」以降で書きたいと思います。
すいませんです。
投稿: ラナ | 2005年6月27日 (月) 00:07