去年の梅雨
昨日(6/10)の九州北部地方、関東甲信地方の梅雨入りに始まって、今日は九州南部地方、中国地方、四国地方、近畿地方、東海地方で梅雨入りしました。これから約一月半ほど鬱陶しい季節となるわけです。
ちなみに、気象庁は「梅雨入り宣言」とは言いません。未だにそれを知らないマスコミが平気で「梅雨入り宣言」なんて言葉を使うと、その会社のレベルを疑ってしまいます。←って、相変わらずマスコミをけなすのが好きなラナです(^_^;)。
さて、そんな関東甲信地方で梅雨入りをした昨日、お客さんの所へ向かうタクシーの中での会話です。
ラナ:(本降りの雨を眺めて)これで梅雨入りですかねぇ。(と、この時点で梅雨入りしたことは確認してなかった)
運転手:台風の影響もあって、結構雨も降るみたいですけど、梅雨入りなんでしょうね。
ラナ:そのようですね。いやぁ、しかし鬱陶しい天気はいやですねぇ。
運転手:でも、梅雨には雨が降らないと。去年は空梅雨だったですからね。
ラナ:そうでしたっけ?もう、忘れてしまいました。
運転手:ほとんどの人が去年がどうだったかなんて、覚えていないですよ。たまたま、私はこのようにお客さんと天気の話題を話すことが多いから、覚えているだけですよ。
ラナ:なるほど。私なんて、去年の夏が暑かったことしか覚えてないです(\(__ ) ハンセィ)。
まぁ、そんなんでは「気象予報士失格だぁ」と聞こえてきそうですが・・・
しかし、タクシーの運転手さんは気象に非常に敏感だと思います。上のようにお客さんと話すきっかけは気象の話題が多いでしょうし、雨が降り出したり気温が上がると、短距離でもタクシーを使う人が増えるので、自然とそうなるのでしょう。
あるタクシー会社では、気象レーダーを監視してタクシーの配車計画を行っているところもあるようです。
このように気象と私たちの生活は切っても切り離せないほど密接に関連しています。それにもかかわらず、気象が軽く取り扱われたり、甘く見られたりするのは悲しい限りです。
人気blogランキングへ(よろしければ、クリックして下さい。)
« マッサージチェア | トップページ | ちょっと検索ワードを »
「気象」カテゴリの記事
- かなとこ雲と僧帽弁(2020.09.02)
- 猛暑の要因は2階建て高気圧?(2020.08.15)
- 流域の回答例(2019.10.25)
- 流域(2019.10.24)
- 関東上空にブライトバンド現る(2020.03.14)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
関東に住んでいる時は、ただ、天気を見るくらい。
鹿児島県本土にいるときは、ただ単に、
あ、雨が降る、晴れる、桜島上空の風向きはあっち、台風の動きには注意、くらい。それでも関東にいる時よりは気をつけてるほう。
ここに来てから、日々の気象情報がいかに大事か、生活に密着しているか、思い知らされました。飛行機・船の運航に、サトウキビの成長に、水の確保に、影響があるんですもの。
気象情報がなかったら、本当に困ります。情報を大切にしなければ、とお思います。
投稿: ちゃくれ | 2005年6月12日 (日) 10:49
タクシー会社は天候には割と敏感なようで、昨年秋の ITS の国際会議で名古屋市内のタクシー会社と名古屋大学とで協力して、タクシーにセンサーを取り付け、曜日・時間帯・天候を区別して位置情報と一緒に情報収集し、統計的にどの経路を採ると良いのかを示すナビゲーション・システムの実験成果を発表していました (発表していたのは名古屋大学です。)。統計的に扱っているので時間が経つに連れナビゲーション精度が上がっていきますし、条件によって最適な経路が選べます。以下、天候とは関係ありませんが、地図には載っていない新しい道というのも統計的に作成・選択でき、センサーの分布から道幅まで決定できないか試していました。
投稿: 心理歴史学者 | 2005年6月12日 (日) 21:52
ちゃくれさん、コメントありがとうございました。
>あ、雨が降る、晴れる、桜島上空の風向きはあっち、台風の動きには注意、くらい。
>
以前、鹿児島に行った時に、上空1500メートル付近の風予報があって驚いたことがあります。
あれって、桜島の火山灰が降下する方向を予報するためのものだったんですね。
鹿児島らしい天気予報って思いました。
>ここに来てから、日々の気象情報がいかに大事か、生活に密着しているか、思い知らされました。飛行機・船の運航に、サトウキビの成長に、水の確保に、影響があるんですもの。
>
確かに普段の生活に不自由なく過ごせる都会の人達(自分も含めて)は、気象がおよぼす影響に対してあまり危機感を抱いていないですからね。
離島の生活の大変さをあらためて知ることが出来ました。
投稿: ラナ | 2005年6月13日 (月) 00:49
心理歴史学者さん、コメントありがとうございました。
ITSというのは「高度道路交通システム」と呼ばれる道路交通をより高度により安全にしていこうとするシステムのことですね。
最近増え始めてきたETCもその一つのようですね。
そのような一環でタクシー会社と大学が協同で研究しているとは面白いです。
投稿: ラナ | 2005年6月13日 (月) 00:56