時間600ミリの雨を体験
奈良・吉野川に建設された大滝ダム(吉野郡川上村)のPRセンター(大滝ダム建設ステーション)[地図]に豪雨を体験できるコーナーがあります。
「気象予報士として、豪雨体験はしておかなければならない(^_^)b」ということで体験することにしました。
体験できる雨量は、
1.このダム建設のきっかけ(ダムの目的の一つが洪水調整)となった伊勢湾台風時の時間110ミリ程度(正確な数値は忘れました)
2.日本の観測史上最大雨量(1982年7月23日の長崎豪雨)である時間187ミリ
3.体験装置最大の時間600ミリ
の3種類です。
実際に水が掛けられる時間はそれぞれ2~3秒程度と非常に短いため、豪雨の怖さを体験することが出来ず、ちょっと期待外れだったんですが、さすがに600ミリの雨は全体が真っ白になり、ちょっとびっくりしました。
レインコートとレインシューズ、襟元は水が入らないようにしっかりと止めて完全装備ではいるのですが、最初の110ミリの雨で襟元から水が入り込んできて、結構衣服が濡れてしまいます(襟元を手でしっかりと押さえておけば、防げます)。
体験する方は、濡れても良い服装がいいでしょう。
« なら燈花会に想いを寄せて | トップページ | 盆の締めは送り火で »
「気象」カテゴリの記事
- かなとこ雲と僧帽弁(2020.09.02)
- 猛暑の要因は2階建て高気圧?(2020.08.15)
- 流域の回答例(2019.10.25)
- 流域(2019.10.24)
- 関東上空にブライトバンド現る(2020.03.14)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
お久しぶりです。
そういう体験ができる施設があるんですね。
この梅雨にかなりの豪雨を経験したけど、
確か1時間77㎜だったかな?あれでも結構恐怖ですよ。
投稿: tokorin | 2005年8月15日 (月) 21:59
tokorinさん、お帰りなさい(でいいのかな?)。コメントありがとうございました。
> 確か1時間77㎜だったかな?あれでも結構恐怖ですよ。
>
多分、本当の雨だと風が吹いて、音があり、強弱があるので、怖いんでしょうね。
しかもそれが長時間続くと、全然違うんだと思います。
知人から聞いた話ですが、2000年5月に発生した東海豪雨では、傘を差していても、どんどん雨漏りがして傘を持つのも大変だったそうです。
雨は甘くないです(^_^;)。
投稿: ラナ | 2005年8月15日 (月) 22:18