風車の破損
二十九日午前十時ごろ、南あわじ市阿万吹上町、ホテルニューアワジプラザ淡路島で、風力発電設備のプロペラ三枚のうち一枚(長さ三十七メートル)が根元から裂け、軸にぶら下がった状態となった。約五百メートル離れたホテル棟でも「工事をしているようなドドッという音」が聞こえたといい、施工業者が破損状況を調べている。神戸新聞WEBより
トラブルが発生した時間帯の現場近くにおいて観測された
最大風速は10m/s程度だったとのことです。風の吹き方には
局地性があるので、現地でどの程度の風が吹いたか分からない
ですが、耐風速設計である60m/s(おそらく5秒平均風速で
59.5m/s)を上回ったとは考えにくいです。
ここと同じ某国内メーカーの風車は、最近でも岩手県
釜石市における同じようなブレード破損事故(設計ミス
による応力不足)、鹿児島県喜界島におけるブレード
破損事故(台風による破損・・・詳細な原因は調査中だと
思われます)等々ちょとトラブルが目立ちます。
日本の気候特性、風特性などを熟知し、優れた技術力が
あるにもかかわらずです。
鉄筋を省いた耐震性問題と違い、釜石のはメーカーの
負担で全ての風車(43基)のブレードが交換されました。
ヨーロッパメーカーが台頭する現在の風車市場です。
話はちょっと横道に逸れますが、風力発電所の建設は、
ほとんどの場合、国の補助金により行われます。
ということは、日本の税金の一部がヨーロッパの懐に
入っていることになるわけです。
そのためにも、頑張って欲しいものですM重工さん。
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コメント
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こんにちは♪お久しぶりです。
写真見ました。かなりびっくり!
羽根が・・・・4枚だったっけ?と思ってしまうほど。
完全に裂けてるんですね・・・・
よく回る姿しか見ていないので、こんな姿は悲しいですね。
せっかくの風力発電。
作るメーカーも、きちんと「いい仕事」をしてほしいものです。
投稿: ちゃくれ | 2005年12月 4日 (日) 14:39
ちゃくれさん、コメントありがとうございました。
また、返事が遅くなってしまい、すいませんでした。
> 羽根が・・・・4枚だったっけ?と思ってしまうほど。
>
驚きの写真だったと思います。ほんと4枚に見えてしまい
ますよね。
> よく回る姿しか見ていないので、こんな姿は悲しいですね。
>
与論のは、ドイツ製の風車でしっかりと回ってくれるとは
思うんですけどね。
ただ、日本の気候のことを理解していない最初の頃は、
夏は蒸し暑いということだけでも信じられず、そのこと
だけでもトラブルが発生した(暑さと水蒸気の多さで
発電機部分に異常を来した)と聞いています。
投稿: ラナ | 2005年12月 7日 (水) 13:21