放射線と放射能、放射性物質(その4)
[1-4]放射能、放射性物質とは
放射能には次の2つの意味があります。
(1)原子核が(自発的に)壊変(崩壊)して、α線、β線、γ線などの放射線を出す性質(能力)のこと。
(2)原子核の1秒当たりの壊変数、すなわち放射能の強さのこと。
このように放射能とは、放射線を出す性質や放射能の強さであり、今問題となっている放射性ヨウ素(ヨウ素131)や放射性セシウム(セシウム134、セシウム137)などの物質そのもののことではありません。
このような放射性の物質を文字通り「放射性物質」と呼びます。
【放射性セシウムに134や137といった違い(元素は同じで質量数が違う。つまり、原子核の陽子数が同じで中性子数が違う)があるものを放射性同位体(RI)と呼びます。】
参考文献:
「放射線概論」、通商産業研究社
「絵とき 放射線のやさしい知識」、オーム社 他
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