日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |
« 2011年3月 | トップページ | 2011年5月 »
[2-5]実効線量、等価線量を現す単位
そしていよいよ、お馴染みの単位、マイクロシーベルトのお出ましです。
人体がγ線によって被曝した場合とα線によって被曝した場合では、同じ吸収線量でもα線による被曝の方が、強い損傷を受けます。
[2-4]吸収線量を現す単位
吸収線量とは、物質1kgに与えられたエネルギー量のことで、表記は[グレイ(Gy)]、もしくは[ジュール毎kg(J/kg)]です。1G = 1 J/kg
また、ラド(rad)という単位もあります。1 rad = 0.01Gy = 0.01J/kgです。
環境中の線量率として、ナノ・グレイ毎時(nGy/h)という単位が使われている場合がありますが、例えば、50nGy/hは空気1kgが1時間当たり10億分の50ジュールのエネルギーを吸収することに相当します。
[2-3]照射線量を現す単位
照射線量とは、放射線が空気中を進むときに空気を電離や励起をさせながら、与えたエネルギー量の合計値のことです。表記は[クーロン毎kg(C/kg)]、空気1kg当たりの電荷量です。
今回の事故ではあまり使われていない単位で、実際には次に説明する吸収線量や線量等量が一般的です。
C/kgという単位の他に「レントゲン(R)」というものがあります。1R = 0.000258クーロン毎kg(2.58*10^-4C/kg)です。
[2-2]放射能(の強さ)を現す単位
「放射線と放射能、放射性物質(その4)」において、放射能とは、
(1)原子核が(自発的に)壊変(崩壊)して、α線、β線、γ線などの放射線を出す性質(能力)のこと。
(2)原子核の1秒当たりの壊変数、すなわち放射能の強さのこと。
と書きました。
[2-1]放射線(放射能)の単位には大きく分けて4種類ある
「マイクロシーベルト(μSv)」や「ベクレル(Bq)」。マスコミ等では放射線や放射能に関する様々な単位が飛び交っています。
ここからは、これらの単位について説明していきます。
[1-4]放射能、放射性物質とは
放射能には次の2つの意味があります。
(1)原子核が(自発的に)壊変(崩壊)して、α線、β線、γ線などの放射線を出す性質(能力)のこと。
(2)原子核の1秒当たりの壊変数、すなわち放射能の強さのこと。
[1-3]電離放射線の種類
電離放射線として、アルファ(α)線、ベータ(β)線、ガンマ(γ)線、エックス(X)線などがあります。
それぞれの特性は、次のとおりです。
福島第一原子力発電所の事故について、国際原子力事象評価尺度(INES)がとうとう最高レベルであるレベル7(深刻な事故)に引き上げられてしまいました。
まだまだ先の見えない事態で、何とも痛ましいことです。
それでは、「放射線と放射能、放射性物質」について今回は、「電離とは?」です
そして、もっと本気で節電を考えるなら、
それは、
東京電力管内における供給電力量不足に対し、様々な節電をされているかと思います。
また、政府もこの夏の計画停電回避に向け、一般家庭においても使用最大電力を15%~25%削減する目標を設定する見込みです。
私は元々節電派で、東日本大震災が発生する前からかなり節電していました。
具体的には、
東京電力が計画停電等に伴う電気料金の割引を発表しました。
どないしとったん?元気にしとったか?めちゃ久しぶりに猫が遊びに来た。2箇月振り位?
[1]放射線と放射能、放射性物質
マスコミ等では放射線と放射能の違いについて、「蛍の光」と「蛍」を例にするなどして説明されていますので、概念的なことはは掴んでいるかと思います。なので、ここではもう一歩踏み込んで説明したいと思います。
前回同様、【】内の説明は、やや専門的な記述をしてますので、読み飛ばしても差し支えありません。
放射線や放射能、放射性物質のことは連日マスコミ等で説明されているため、既に理解しているかとは思いますが、次の3つの項目について復習の意味でおさらいしていきたいと思います。
[1]放射線と放射能、放射性物質
[2]単位
[3]人体への影響
放射性ヨウ素131は分子の状態(I2、2は下付き文字)やイオンの状態(I-、マイナスは上付き文字)等のものがあります。
このうち、I2は揮発し易いため放射線汚染を起こしやすく、I-は人体の甲状腺に集まる性質があります。
「その1」で書いた通り、放射性ヨウ素と普通のヨウ素は化学的な性質が同であるため、体の中で放射性ヨウ素と普通のヨウ素の区別をすることが出来ず、放射性ヨウ素も同時に取り込んでしまいます。
放射性ヨウ素を体内に取り込まないようするには、体内に必要なヨウ素を普通のヨウ素で満たしておく必要があります(不要な分は、排出される)。
ただし、日本人は食生活でヨウ素を含んだ海草類を食べているため、チェルノブイリ原子力発電所事故により甲状腺がんが多発した人たちよりも、放射性ヨウ素の取り込み量は少ないと言われています。
マスコミなどでも伝えられているように、ヨウ素を含んだうがい薬を飲むのは絶対にしないことです。効果がないばかりか、逆に健康障害を起こすそうです。
参考文献:
「放射線概論」、通商産業研究社
「絵とき 放射線のやさしい知識」、オーム社 他
人気blogランキングへ。いつも応援ありがとうございます。
皆様の投票をお待ちしております。
不安定な構造をした放射性ヨウ素131が、β線を出すことによって別の物質に変化するうちの約99%は、キセノン131(Xe-131)という放射線を出さない(安定した)気体に変化します。
このようにある放射性物質がβ線を放出して別の物質に変化することを「β壊変」とか「β崩壊」と呼びます。
先日書き込んだ通り、原子力に関する説明をしていきたいと思います。
ただし、最初にお断りしておきますが、原子力は非常に幅の広い学問のため、それぞれの分野における専門家の知識が必要となります。
私の場合、特定の分野の専門家ではなく、広く薄い知識しか持っていません。そのため、私自身が認識不足で間違った表現をしている場合もありますので、あらかじめご了承下さい。
1回目は、放射性ヨウ素についてです。