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2012年4月24日 (火)

地に墜ちた「探偵!ナイトスクープ」

毎週楽しみにしているテレビ番組「探偵!ナイトスクープ」の関東での放送は、ABCで4月6日に放送された分が飛ばされるようです。

番組公式ホームページでもその日の依頼は2本になっていたので、おそらく封印されてしまったのでしょう。

「何でやろ?」っと思ったら、その理由を知りたくなるもの。

ネットで調べると、その日放送された動画がアップされているサイトを幾つも発見(←これって、違法だとは思うんですけど、ついつい見てしまいました(_ _))。

「そら、これはアカンわ」というのが、見ての感想。

内容は、広島県の小学生の依頼で160m離れた家の友達と糸電話で話をしたいというもので、テニスボールに糸を付け、それを投げながら相手先の家まで糸を持って行くアイデアで解決しようとしていました。

しかし、場所は住宅街のため、途中に建物や電線などの障害物がいっぱいあるんです。

途中にある家の住人には許可を取っていますが、配電柱に上ることについては許可を取ってないように思いました(もし、許可を取っていたら「特別な許可を取っています」とのテロップが流れるはずですから)。

そもそも、配電柱には6,600Vの高圧線が通っているため、その上に糸を通そうという行為は、非常に危険ではないでしょうか?

それに、仮に配電柱に上る許可が下りたとしても、一般の人の場合は通信線(電話線など)の下までだったと思います(これは不確かですが)。その上の低圧線(各家に繋がる200Vの電線)や高圧線の方には近付いてはいけないはずです。

おそらく電力会社かどこかからクレームが付いたんではないでしょうか?


子どもの夢を叶えて上げるため、依頼者のご近所の方々、石田探偵や番組スタッフは必死だったのは分かります。

しかし、危険な行為は絶対にやってはいけないことでしょう。ましてや子どもが見ている前です。

子どもの夢を叶えるためなら、何をやっても良いのでしょうか?

今回の内容は子どもの教育に悪すぎます。

なんで、こんな内容がチェックもされずに放送されたのかが疑問です。

これまでナイトスクープは他の低俗なバラエティ番組と違い、正統派のバラエティ番組だと思っていたんですが、ABC3月9日放送の3本目の依頼と言い、それはもう過去の話のようです。ナイトスクープは完全に地に墜ちてしまいました。


昔は上岡局長という厳しいご意見番がいたため、番組の質の低下というのは防げていたんだと思いますが、西田局長は優しすぎです。局長なら局長らしく厳しい言葉を発するべきではないでしょうか?

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

追記です。

番組打ち切りを検討して良いのかも知れません。

問題の回の翌週の「下六寸」など比較的よく調査しているネタもあるんですけどね、全体的に落ちてきているかな。つい最近も十三のエジソンの自作自演ネタを取り上げたり (小ネタで見に来て下さいというジャンルが確立している以上、発覚した時点で没にするべきですね。)とか、数年前のゾンビを迎え撃つ兄弟とか。ゾンビのは見ていて面白いことに間違いはないけど、それ以上に小学校低学年とか就学前の子どもが日頃からゾンビを攻撃することしか考えていないというところが逆にぞっとしました。

心理歴史学者さん、コメントいただきありがとうございました。

確かに「下六寸」の調査は良かったですね。最初の「ゲロプスン」からは予想も出来ない結果に天晴れ!です。

ゾンビネタは、なぜ攻撃することしか考えていないかの理由は忘れてしまいましたが、言われてみれば怖いですね。

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