カテゴリー「気象」の142件の記事

2020年9月 2日 (水)

かなとこ雲と僧帽弁

ここ数日で「かなとこ雲」がトレンドワードになったかも知れませんが、「カナトコ?何それ?」ですよね。
1997080420518

私も金床(鉄床)の実物を見たことがないですから。

なのにエラそうに「かなとこ」、「カナトコ」、「金床(鉄床)」って連呼する。いかんです。

積乱雲の上が平らに広がった雲を「かなとこ雲」って呼ぶんだと覚えるしかないですよね。

ところで、同じような用語が人の身体にもあります。
心臓にある「僧帽弁」、肩にある「僧帽筋

どちらも下が尖ったような三角形をしてるんですけど、専門家の先生が説明するときに、だいたい「僧侶の帽子に似ているから、その名が付いた」って説明をします。

お坊さんって、帽子をかぶってたっけ?
真っ先に思い浮かんだのが、虚無僧のあの竹籠みたいなやつ(^。^)。

って、ぜんぜんちゃうやん・・・

本当は、カトリック教の司教がかぶる帽子の形に似ているからだそうで・・・
説明してる先生も、ちゃんと知ってるのか知らないのか、中途半端な説明は、あきまへん。

そして、こんなのを発見!
耳寄りな心臓の話(第38話)『僧帽弁は法王の冠』(日本心臓財団)
なるほど、僧帽弁(mitral valve)と僧帽筋(trapezius)の由来は違うようです。英語では、ちゃんと使い分けてるんですね。

それを日本語でどちらも「僧帽」とは、ややこしい。

2020年8月15日 (土)

猛暑の要因は2階建て高気圧?

この夏の猛暑の原因は、2階建て高気圧っていわれるようになりました。
連日の猛暑 その要因は“2階建て”の高気圧 気象庁(NHKニュース)

しかし、チベット高気圧が、本当に日本上空までやってきてるのかどうか。私には分かりません。

動画は、7月30日9時~8月15日9時(日本時間)の24時間ごとの200hPaの等高度線です。チベット高気圧が顕著に表れるのは、100hPaといわれてるんですが、100hPa天気図を入手できないため、200hPa天気図です。

チベット高気圧が日本上空まで張り出しているようにも見えますが、12,600mは後退しています。

2020年3月14日 (土)

関東上空にブライトバンド現る

2020年3月14日の午前、関東上空にブライトバンドが現れてました!

日産スタジアム近くにあるレーダーサイトですかね?

このあと、柏と船橋のレーダーにも。

Photo_20200422101501

2019年10月25日 (金)

流域の回答例

2019年10月24日に投稿した『図の赤色部分にダムを建設する場合、その流域を図示せよ。』の回答例です。

流域とは、降った雨がその川に集まる区域のこと。

だから、その場所より標高の高い尾根伝いを囲んだ区域となりますね。フリーハンドでけっこうええ加減ですが、だいたいこんな感じですかね。
2_20200506115301

2019年10月24日 (木)

流域

あるメーリングリストにおいて、治水に関して、慶応大学名誉教授の岸由二先生が提唱している「流域思考」の紹介がありました。

そこで、ふと思い出したのが、私が大学受験生だった頃、共通一次試験(←これには、ツッコまないでね)の地理の問題で、最も難しいともいわれた問題のことです。

その問題とは、「図に示した場所にダムを建設する場合の流域面積を求めよ。」といったものと記憶しています。いつ頃出された問題か定かではないですが、三十数年前であることは確かです。

その問題を再現してみました。

『図の赤色部分にダムを建設する場合、その流域を図示せよ。』
1_20200506115301

回答例は、後日アップしますね。

まぁ、気象予報士なら、「天気図が読める=地形図も読める」はずなので、分かりますよね(^^;)。

2014年9月10日 (水)

東京都千代田区と中央区で大雨警報が発表されなかったのはなぜ?

今日(9月10日)の17時頃、東京都心部で「非常に激しい雨」(1時間雨量50ミリ以上80ミリ未満)が降りました。

しかし、これだけの大雨が降っていたのに、東京都千代田区と中央区には10日16時51分現在(17時半頃に確認したときも)で大雨警報が出されていなかったのです。

それが、不思議でならないんです。

他の23区や周辺市でも大雨警報・洪水警報が発表されていたのにも関わらずです。

続きを読む "東京都千代田区と中央区で大雨警報が発表されなかったのはなぜ?" »

2014年2月 8日 (土)

雪で簡単な実験

今日(2014年2月8日)の横浜は、南岸低気圧による大雪。

せっかくなので、雪を使って簡単な実験、いやお遊びです。

雪の温度は、0.3℃
雪の比重は、0.14

となりました!

続きを読む "雪で簡単な実験" »

2012年5月21日 (月)

奇跡的に見られた金環日食に感動!

日食が始まる前には雨も降り、これは見られないかなぁと思っていた今日(2012年5月21日)の金環日食。

しかし、ちょうど金環食が始まる頃から奇跡的に雲間から太陽を見ることが出来ました!!神様に感謝です。

Img_3283_1
金環食前後はこんな天気だったんですが

金環食が始まる頃には雲間から太陽が姿を現しました。
Img_3280_1
撮影データ:
Canon PowerShot G9, Tv:1s, Av:F4.8, ISO:200, f=7.4-44.4mm(テレ端)、日食グラスを通して撮影
撮影日時:2012/05/21 7:28:23

Img_3282_1
Canon PowerShot G9, Tv:1s, Av:F4.8, ISO:200, f=7.4-44.4mm(テレ端)、日食グラスを通して撮影
撮影日時:2012/05/21 7:34:03

そして、日食の終わり頃、ほとんど雲がなくなりました。
Img_3290_1
Canon PowerShot G9, Tv:1/25s, Av:F8.0, ISO:80, f=7.4-44.4mm(テレ端)、日食グラスを通して撮影
撮影日時:2012/05/21 9:01:04

2012年4月21日 (土)

気象予報士会案内会

気象予報士会案内会
気象予報士会の案内会で、久し振りに気象科学館にやって来ました。

気象予報士合格者の皆さん、気象予報士会へのご入会、お待ちしております。

2011年8月18日 (木)

気象庁夏休み子ども見学デー

8月20日(土)、21日(日)と気象庁で「夏休み気象庁子ども見学デー」が開催されます。

これには、日本気象予報士会も協力しています。

雲を作ったり、気圧の変化を確かめたり、空気の力を実感したり、地球の空気の流れの仕組み(天気の変化が起こる仕組み)を学んだり

目の前で体感しながら学ぶことが出来ます。

また、気象庁にある気象科学館でも通常より説明員を増員します。

夏休みの自由研究の題材探しにも最適かも知れません。

是非お子様連れでお越しください。

あっ、私も一応顔を出してます。

より以前の記事一覧