かなとこ雲と僧帽弁
ここ数日で「かなとこ雲」がトレンドワードになったかも知れませんが、「カナトコ?何それ?」ですよね。
私も金床(鉄床)の実物を見たことがないですから。
なのにエラそうに「かなとこ」、「カナトコ」、「金床(鉄床)」って連呼する。いかんです。
積乱雲の上が平らに広がった雲を「かなとこ雲」って呼ぶんだと覚えるしかないですよね。
ところで、同じような用語が人の身体にもあります。
心臓にある「僧帽弁」、肩にある「僧帽筋」
どちらも下が尖ったような三角形をしてるんですけど、専門家の先生が説明するときに、だいたい「僧侶の帽子に似ているから、その名が付いた」って説明をします。
お坊さんって、帽子をかぶってたっけ?
真っ先に思い浮かんだのが、虚無僧のあの竹籠みたいなやつ(^。^)。
って、ぜんぜんちゃうやん・・・
本当は、カトリック教の司教がかぶる帽子の形に似ているからだそうで・・・
説明してる先生も、ちゃんと知ってるのか知らないのか、中途半端な説明は、あきまへん。
そして、こんなのを発見!
耳寄りな心臓の話(第38話)『僧帽弁は法王の冠』(日本心臓財団)
なるほど、僧帽弁(mitral valve)と僧帽筋(trapezius)の由来は違うようです。英語では、ちゃんと使い分けてるんですね。
それを日本語でどちらも「僧帽」とは、ややこしい。