節電
今日7月1日から、東京電力と東北電力管内で電力使用制限が執り行われますね。昨年同期に比べて15%削減しなければならないとか。
これに対応するため、大手企業では様々な節電対策を実施するようです。例えば、自動車業界では休日を木・金にずらすらしいですね。
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今日7月1日から、東京電力と東北電力管内で電力使用制限が執り行われますね。昨年同期に比べて15%削減しなければならないとか。
これに対応するため、大手企業では様々な節電対策を実施するようです。例えば、自動車業界では休日を木・金にずらすらしいですね。
[3-3]身体的影響と遺伝的影響
もうひとつの放射線影響の分類として、「身体的影響」と「遺伝的影響」があります。
放射線の影響が被曝した本人に現れるものが「身体的影響」、放射線の影響が被曝した本人でなく子孫におよぶものが「遺伝的影響」です。
[3-2]放射線影響の分類
放射線の影響には、大きく分けて「確定的影響」と「確率的影響」というものがあります。
確定的影響とは、ある線量を超えないと現れない影響のことで次のような影響があります。
1.白内障
2.皮膚損傷
3.血液失調症
4.不妊
等
[3]人体への影響
[3-1]放射線が人体に何を起こすか
「[1-1] 普通の光も放射線である」において、「放射線の電離作用が人体への影響に関係してくる」と書きました。私たちも原子や分子の集まり、その原子や分子が電離することにより様々な影響が出てくるのです。
[2-5]実効線量、等価線量を現す単位
そしていよいよ、お馴染みの単位、マイクロシーベルトのお出ましです。
人体がγ線によって被曝した場合とα線によって被曝した場合では、同じ吸収線量でもα線による被曝の方が、強い損傷を受けます。
[2-4]吸収線量を現す単位
吸収線量とは、物質1kgに与えられたエネルギー量のことで、表記は[グレイ(Gy)]、もしくは[ジュール毎kg(J/kg)]です。1G = 1 J/kg
また、ラド(rad)という単位もあります。1 rad = 0.01Gy = 0.01J/kgです。
環境中の線量率として、ナノ・グレイ毎時(nGy/h)という単位が使われている場合がありますが、例えば、50nGy/hは空気1kgが1時間当たり10億分の50ジュールのエネルギーを吸収することに相当します。
[2-3]照射線量を現す単位
照射線量とは、放射線が空気中を進むときに空気を電離や励起をさせながら、与えたエネルギー量の合計値のことです。表記は[クーロン毎kg(C/kg)]、空気1kg当たりの電荷量です。
今回の事故ではあまり使われていない単位で、実際には次に説明する吸収線量や線量等量が一般的です。
C/kgという単位の他に「レントゲン(R)」というものがあります。1R = 0.000258クーロン毎kg(2.58*10^-4C/kg)です。
[2-2]放射能(の強さ)を現す単位
「放射線と放射能、放射性物質(その4)」において、放射能とは、
(1)原子核が(自発的に)壊変(崩壊)して、α線、β線、γ線などの放射線を出す性質(能力)のこと。
(2)原子核の1秒当たりの壊変数、すなわち放射能の強さのこと。
と書きました。
[2-1]放射線(放射能)の単位には大きく分けて4種類ある
「マイクロシーベルト(μSv)」や「ベクレル(Bq)」。マスコミ等では放射線や放射能に関する様々な単位が飛び交っています。
ここからは、これらの単位について説明していきます。
[1-4]放射能、放射性物質とは
放射能には次の2つの意味があります。
(1)原子核が(自発的に)壊変(崩壊)して、α線、β線、γ線などの放射線を出す性質(能力)のこと。
(2)原子核の1秒当たりの壊変数、すなわち放射能の強さのこと。